SS-MACへの想い
これはSS-MAC(MAC-15/-35/-55)開発当時の、2012年ごろに開発者本人によって書かれた手記です。
ものづくりに対する想いを、ぜひご一読ください。
ここにある製品、これはSS-MACといいまして、私が開発担当をしたものです。
SS-MACはセルフ-セッティング-ミニ-エアー-クリーナーの略で
お客様ご自身で、セットできる空気清浄機という事です。
このSS-MAC、当社で最も販売台数が多い製品です。
でも、私が入社した頃はもっともっと売れていたんです。
近年売れなくなった原因は、色々あるのですが大きいところで言うと、
他社が真似をしてきた・モデルチェンジをしていなかった と言うことです。
そのため、昨年(2011年)開発に着手しました。
工業系出身の方なら分かると思いますが、こういった樹脂部品を作るには金型が必要になります。
この金型を作るのにウン千万円かかります。
穴の位置を一箇所間違えるだけで、ウン十万円修正費がかかります。
すごいプレッシャーですよね。
嘘でも何でもなく、私、この子に潰される夢を見ました。
でも、まあ、この子、とってもかわいいデザインだと思いませんか?
自画自賛しちゃいましたけど。
どこの展示会に出しても、「デザインが良い」と言われます。
評判が良い理由、それは、この子を開発するにあたり、
デザイナーさんとの入念な打ち合わせを行っていたからなんです。
当社のデザイナーさんは、まあ、頑固です。こだわりがすごいですね。
この子、見て分かりますかね?
ここ、1430R付いてるんです。
平らじゃないんです。
ここの段差、みっともない、2mmにしなさい。
ここの隙間、全体のバランスが悪い、3mmから1mmに変更して。と。
正直、気にする?と思いますよね。
でも、こだわりを、プライドを持って取り組んでいる方には、それ以上の思いでこちらも望まないと失礼だと私は思います。
開発スピードが遅いと、上司に散々言われながら、こうしたやり取りを続け、完成に至っています。
まあ、当然100%デザイナーさんの言う事を実現できるわけではありません。
デザイナーさんの意向を踏まえつつ、
性能を重視し、かつ、安価で、作り易く、安全なものとする。
その舵取りが、開発における設計の仕事となります。
苦労はものすごくありますが、自分が開発したこの子が、工場一杯にズラリと並んだ姿を見た時は、
胸が熱くなると言いますか、この辺がぴくぴくするくらいやっぱり感動しましたね。
後は月々の出荷実績をみながら、心の中で、ガッツポーズをしたり、う~んと唸ったりしています。
私には息子がいますけれども、
会社では自分が開発した製品が、
子供です。
子供が、会社に、社会に貢献する、
そんな仕事が出来るのが当社です。

PICK UP!

EC-MACの
すべてを詰め込みました!!